リノベーションする物件を探す
物件探しの打合せは、リノべるが実際に大阪市内の中古マンションの1室をリノベーションしたショールームで行いました。リノべるでは、まず内覧を行う物件を決める打合せで事前にいくつかピックアップし、1度に複数の内覧の予約を入れます。不動産販売や仲介業という立ち位置ではないので、情報も幅広く集めてもらえました。（提携仲介業者の物件であれば、手数料が値引きされるキャンペーンはありました）「ぶっ壊す」ことが前提のリノベーションでは、普通の中古物件探しと少しポイントが異なります。
チェックするのは間取りではなく占有面積
賃貸物件の物件探しに慣れていると部屋数や間取りが気になりますが、スケルトン前提のリノベーションであれば関係なし。どれぐらいの面積が使えるか＝占有面積がとても重要です。立地・設備・築年数は賃貸物件でもチェックしますが、購入するにあたっては管理会社がどこか、管理方法はどうなっているかも確認しておくポイントです。
管理方法は全部委託のマンションに！
マンション管理は、建物やマンションの共用設備（マンションの廊下、エレベーター、駐輪場、ゴミステーションなど）をきれいに保つために行うこと全般を指します。全部委託はその名の通り、管理費を払って管理会社にすべておまかせしているマンション。対する自主管理というのは、管理会社に委託せずマンションの住民が行っています。自分たちで設備のメンテナンスや予算管理なども行なっているので、管理費はかかりませんが、管理業務の負担や役割分担なども少なからずあるかと思います。フルタイムで働くシングルの身としては、全部委託一択になると思います。
割高になっちゃうリフォーム済物件
中古物件探しで意外とデメリットになったのは、リフォーム済物件であること。あらかじめ水回り・畳・床・壁紙が新品に入れ替えてあるので、通常であればすぐに入居できる状態です。ただ「ぶっ壊す」から入るフルリノベーションだと、実はまったく意味がなく、物件価格にリフォーム済の費用が乗せてあるので割高にもなってしまいます。
ただ不動産会社も「リフォーム済物件」として販売した方が売りやすいので、リフォーム前物件は不動産会社との奪い合い！（笑）リノベーション自体の認知度も高まり、リフォーム前の物件を見つけることが年々難しくなってきているようです。
条件重視で売りやすい物件を探す
わたしの場合はペット可（犬を飼いたい）が第1条件だったので、区のエリアを広げても対象物件が僅少（苦笑）選択肢が少なくて選びやすかったのですが、大抵の場合は多すぎて選べない状態になるかもしれません。その場合は、もしもの時に売りやすいか（貸しやすいか）どうかという点も大切です。もちろんずっと住むことが前提ですが、シングルの場合はこれからまだ何かステージが変わる可能性は高め。売らなくても賃貸に出すかもしれないことを考え、駅からの距離や他エリアへのアクセスのしやすさ、スーパーなど周りの環境も重視しました。（市内であれば大抵は大丈夫ですが、ベッドタウンのファミリーマンションなどは経路をよく確認した方がよいです）
内覧するなら熱いうちに
内覧する物件を決めたら、リノべるのコーディネーターがその場で仲介会社に電話で予約をしてくれました。金曜日の夜に打合せをしていましたが、第一希望の物件は、なんと土曜日に内覧予約あり！翌週に祝日があったので、その日にまとめて見るつもりでしたが「明日の午後も一応空けといて」と言われてドキドキしながら帰りました。結局は内覧した先客が購入意志を示す買付証明書までいかなかったのでセーフ、祝日にまとめてみることができました。
気に入った物件はとにかく早い者勝ちですので、瞬発力も大事。リノベーション事例をみていると、初見で迷った物件を逃してしまい1年以上見つからなかったという例もあったほどです。
1ヶ月の空白が逆によかった件
実はリノベーションをするか考えていた1ヶ月間、不動産サイトでなんとなく検索はしていたのですが、その際に条件がぴったり当てはまるマンションがありました。ただ占有面積は少し狭いので（ひとり暮らしには十分な広さでしたが）やんわり覚えていた程度でした。今回いざ物件探しを行った際、気になっていたマンションと同じシリーズで、隣にあるマンションに少し広めの部屋が出ていました。しかも10月に出たばかり！1,500万円超でリフォーム済物件と購入条件とはズレがありましたが、とにかく内覧したくて仕方ない物件がちょうど見つかったのです。
